9月19日、ジャカルタモーターショー2013。日産ブースでは、復活したダットサンブランドから『GO+』『GO』が披露された。この2車種の発売で、日産は2016年にはインドネシアにおける販売台数の約半数をダットサンブランドにすることを目指すという。
現地法人インドネシア日産自動車の堀米代志弥副社長は「今回のダットサンには我々は力を入れている。ダットサンは来年の上半期に導入予定なので、これで一気にシェアを獲得していく」と、販売への意気込みを示した。
また、直近の市場動向について、堀米氏は「来年には大統領選挙もあって経済成長に関して不確実性がある。政府が金利を上げて自動車ローンの金利も上がっていて、LGCG(Low Cost Green Car)を除いたこれまでの既存のセグメントに関しては、年末後半に向かってシュリンクしていくのではないか」との見通しを示し、低価格車の投入でシェア獲得を目指す。
ダットサンブランドに対する反響については「インドネシアでは、ダットサンのブランド名を知っている人もいて、ワールドプレミアされてから自動車業界だけでなく関心を持っている人もいる。メディアでの反響も好感を得ている。新ブランドである懸念はあるが、この商品に関しては評価が高く、インドネシア専用車であることが、ユーザーメリットであり価格競争力もある」と話した。