ブリヂストンサイクルは、自転車アパレルブランド「narifuri」を展開するナリフリと共同開発したスピードクルーザー「HELMZ(ヘルムズ)」に、カーボンベルト駆動のドライブシステム「SSSDシステム」を搭載したモデルを、11月上旬から発売すると発表した。
ブリヂストンサイクルでは、ベルトドライブを1982年に業界で初めて量産化した。以来、ベルトドライブはブリヂストンサイクルを象徴する駆動システムとなっている。
SSSDシステムは「セレクタブル・シングルスピード・ソリッド・ドライブ・システムの略。これまで積み重ねてきたノウハウをベースに新開発したカーボン繊維を使用した樹脂製ベルトを駆動とする、カーボンソリッドドライブと、走りを追求するロードバイクホイールを組み合わせた。高速巡航と、タフでクリーンな駆動システムを融合した。
また、カセットギアプーリーを交換することでライダーの好みのギア比を3種類から選択可能で、独自のリアエンド機構でクイックレリーズによるホイール脱着も可能にする。
今回、発売するHELMZ SSSDは、現行のHELMZから変速機取付部品を外したシングルスピードのミニマルデザインを追求し、新開発したSSSDシステムを搭載した。
オリジナル設計の新ドロップハンドルと、イタリア製FULCRUM RACING QUATTRO CXホイールを装着したフラッグシップモデル「SR1」、オリジナル設計の新ライザーバーハンドルとオリジナルホイールを装着したスタンダードモデル「S10」を設定した。
価格はSR1が15万9000円、S10が9万9800円。年間500台の販売を計画している。
10月17日から東京都渋谷区神宮前で開催する「バイクフォーラム青山」でSSSDシステムを展示、体験できる。