新型ルノー『ルーテシア』は、“ルノーともう一度恋に落ちる”というテーマで開発された。
ルノーの新しいデザインストラテジーは“サークルオブライフ”で、人生のステージに合わせてクルマをつくるアイディアだ。その最初の章は「“Love恋に落ちる”。免許取り立てで恋に落ちるシチュエーションで、クルマは2人乗りのスポーツカー、コンセプトカーの『デジール』です」と話すのはルノー・ジャポンマーケティング部商品・広報グループチーフマーケティングマネージャーのフレデリック・ブレンさん。そのモチーフを取り入れたのがルーテシアで、新しいデザインストラテジーの市販車第1弾となる。
「このサークルオブライフにはそれぞれカラーがあり、Loveはパッション。フランスでパッションを表す色は情熱の赤で、デジールも赤でした。このコンセプトカーのカラーが今後も市販車のメインカラーとなります」とブレンさん。2008年にローレンス・ヴァン・デン・アッカー常務(SVP)デザイン担当が着任した際、ルノーのクルマは非常に地味な色ばかりで赤の構成比は多くても5%にしか過ぎなかったという。
「しかし、新型ルーテシアを出して以来、構成比は22%とルノーとしては初めての数字を記録しています」と述べ、デザインとコンセプトカラーがマッチしていることを語った。