【NASCARキャンピングワールド 第15戦】5台のトヨタ タンドラ がトップ10フィニッシュ

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ジョニー・ソーター(#98)と6位に入ったジャーマン・キロガ(#77)
  • ジョニー・ソーター(#98)と6位に入ったジャーマン・キロガ(#77)

NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第15戦「Fan Appreciation 200」が9月8日、米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで開催された。

今大会はカップ・シリーズ、ネイションワイド・シリーズとは離れたアイオワでの開催となったため、掛け持ちドライバーはおらず、シリーズレギュラーとスポット参戦の若手によるレースとなった。

7日18時5分から予選が行われ、17歳のルーキー、エリック・ジョーンズが、デビュー4戦目にして自身最上位となる、最前列2番手グリッドを獲得。ティモシー・ペターズが6番手、19歳のダレル・ウォレス・Jr.が10番手につけ、9台のトヨタ タンドラが決勝へと進んだ。

8日13時17分、0.875マイルオーバルを200周(175マイル:約280km)して競われる決勝レースがスタート。最前列スタートのE.ジョーンズはポジションを守れず、これをかわしたペターズが4位へと順位を上げた。

37周目にスピン車両によりこの日最初のイエローコーションが出されると、1台を除いてピットへ。タイヤ交換本数で戦略が分かれ、17番手スタートのコールターがここで大きくポジションアップ。ペターズが5位、コールター6位で再スタート。

その後は90周あまりにわたってイエローコーションが出ず、長いスティントとなったが、ペターズが健闘、80周目に3位、111周目に2位に浮上した。120周目過ぎからグリーン下でのピットが始まり、ほぼ全車がグリーンピットを終えた135周目、コース上の異物により2度目のイエローコーション。

ペターズ2位、クラフトン3位、ソーター5位、D.ウォレス・Jr.6位、E.ジョーンズ7位、ジャーマン・キロガが10位で141周目に再スタート。インサイドから好ダッシュを決めたペターズが首位に立った。

ペターズは33周にわたって首位を快走。169周目に再びコース上の異物でこの日3度目のイエローコーションが出されると、上位のペターズ、クラフトン、ソーターを含む9台が全車最後の戦いへ向けピットへ向かった。

残り27周での再スタートが切られ、首位ペターズはイン側を選択。サイド・バイ・サイドでの首位争いで接触したペターズはバランスを崩し、3位に後退。

188周目の4度目のイエローコーションを経て、残り6周で再スタートが切られたが、僅か1周後、3位走行中のペターズに後続が接触し、ペターズがスピン。壁にはヒットしなかったものの、ピットインを余儀なくされ、首位と同一周回最後尾の14位へと後退。レースは5周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー"に。

204周目に再スタートが切られたが、その直後に9位につけていたジョーイ・コールターが、スライドしたイン側の車両に接触され、2台は壁に激しくクラッシュ。2度目の“グリーン・ホワイト・チェッカー"となった。

波乱の終盤で、12周もの延長となったレースは、予選後の規定外の調整により最後尾スタートながら追い上げたソーターが4位。ウォレス・Jr.が5位、キロガが6位、クラフトンが7位、E.ジョーンズが9位と、5台の“トヨタ タンドラ"がトップ10フィニッシュを果たした。

ポイントリーダーのクラフトンは、若干ポイント差は詰められたもののそのポジションをキープ。ペターズも12位でフィニッシュし、ランキングは5位と一つ上げることとなった。

次戦第16戦は9月13日にシカゴランド・スピードウェイで開催される。

■第15戦 決勝結果
1位:ジェームス・ブッシャー シボレー
2位:ロス・チャスティン フォード
3位:タイ・ディロン シボレー
4位:ジョニー・ソーター トヨタ
5位:ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ
6位:ジャーマン・キロガ トヨタ

■ドライバーズポイント
1位:マット・クラフトン トヨタ 569P
2位:ジェームス・ブッシャー シボレー 532P
3位:タイ・ディロン シボレー 511P
4位:ジェブ・バートン シボレー 503P
5位:ティモシー・ペターズ トヨタ 495P
6位:ミゲル・パルド シボレー 494P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:シボレー 105P
2位:トヨタ 103P
3位:フォード 77P
4位:RAM 39P

《纐纈敏也@DAYS》

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