【SUPER GT 第6戦】GT300はGSR 初音ミク BMWが前戦の雪辱を果たす今季初勝利

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ

GT300優勝の谷口信輝(左)と片岡龍也。
  • GT300優勝の谷口信輝(左)と片岡龍也。
  • GT300優勝のGSR 初音ミク BMW。
  • GT300決勝2位はaprチームのプリウス。写真:TOYOTA
  • GT300決勝3位、#86のランボルギーニ・ガイヤルド。
  • ポール発進の#55 CR-Zは接触等もあり、決勝16位。
  • GT300クラスのポイントリーダー、#16 CR-Zは決勝8位。写真:Honda
  • #4 BMWは5番グリッドスタートから今季初優勝を飾った。
  • #11 メルセデスSLSは決勝7位。
9月8日に決勝レースが行なわれたSUPER GT第6戦(富士スピードウェイ)、GT300クラスでは#4 GSR 初音ミク BMWの谷口信輝&片岡龍也が今季初優勝を達成した。

GT500同様、GT300に関してもレース距離の3分の1あたりを消化したところでのセーフティカー走行時に、多くのマシンがルーティンピットをこなす作戦に出た。ただ、GT500のようにほぼ全車ピットインとはならず、戦略は分かれたわけだが、結局のところ#4 BMWの勝因は「少し濡れた路面をスリックタイヤで走る状況は、僕の見せ場」と話すドリフトの名手でもある谷口、その圧巻の走りに尽きる。セーフティカー走行時に一緒にピットインしたマシンたちを、谷口はレース再開後に大きく引き離した。戦略の異なるマシンがすべてピット作業を終えた段階で名実ともにトップに立つと、後続には30秒近い大差がついていたのである。

前戦鈴鹿1000kmでは2位でゴールするも、再車検で失格となっていただけに「素直に嬉しい」と谷口。スタートを担当した相棒の片岡も、正式結果確定前の会見ながら「勝ててホッとしました」と本音を吐露した。ドイツ本国サイドの手助けもあり、鈴鹿戦からZ4の戦闘力が向上したことを実感しているという谷口と片岡。今後の戦いにも大きな期待がもてる今季初勝利となった。

2位は#31 Panasonic apr PRIUS GT(新田守男&嵯峨宏紀)で、JAF-GT規定車勢の最上位。第4戦と第5戦の前に相次いだ性能抑制策等の効果かどうかは分からないが、ウエイトハンデも重いCR-Z勢とBRZは今回決勝で苦戦した。JAF-GT勢の連勝は4で止まり、開幕戦以来のFIA-GT3規定車優勝が実現している。3位は#86 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3(山西康司&細川慎弥)。タイヤ的には上位5位までをヨコハマ勢が占める結果となった。

チャンピオン争いでは、今回8位だった#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀&中山友貴/ブリヂストン)が依然トップで後続に14点差。ただ、2~6位は固まっており、6点差に密集している(下記参照)。#4 BMWもそのなかに位置しているわけだが、今後はこの面々のうちどこが#16 CR-Zへの挑戦権を得ていくか、という展開になると思われる。

■GT300ドライバーズポイント上位
#16 ホンダCR-Z(武藤&中山)60点
#11 メルセデスSLS(平中克幸&B.ビルドハイム)46点
#61 スバルBRZ(山野哲也&佐々木孝太)46点
#52 メルセデスSLS(竹内浩典&土屋武士)43点
#4 BMW Z4(谷口&片岡)42点
#55 ホンダCR-Z(高木真一&小林崇志)40点

SUPER GTの次戦は10月6日決勝の第7戦オートポリス(大分県)。ただ、GT300クラスに関しては9月22日決勝のアジアン・ルマン・シリーズ富士戦の「SGTクラス」への出走が認められており、そこで最大8点という通常シリーズ戦決勝4位相当のポイント獲得が可能となっている。それもあって、シリーズ上位陣を中心に11台が参戦を予定。このレースもチャンピオン争いに影響を及ぼしてきそうだ(上位6組のなかでは#4のみ不参加)。
《遠藤俊幸》

編集部おすすめのニュース

特集