ここ数週間で様々な憶測が流れたレッドブルだが、遂に2014年シーズンのドライバーを決定した。
マーク・ウェバーがチームを離れた後、ダニエル・リチャルドがその座を引き継ぎ、3年連続F1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルの同僚となった。
レッドブルのジュニアチームであるトロロッソで2年間の走行をしたリチャルドは、これから起こる事態に対応する準備が整っている。
「世界チャンピオンを勝ち取ったチームに入るので、今年何が起こるかを見なければいけないが、ここ数年も同じなので、優勝候補のチームに所属することは間違いなく、能力を発揮しなければならない。僕は完全に準備できているし、10位辺りを走る為に来たわけじゃない」とリチャルドは語った。
レッドブルは2007年のチャンピオンであるキミ・ライコネンとの関係も噂となったが、代わりにリチャルドの可能性を評価したようである。
問題は24才のオーストラリア人ドライバーが、この高い期待に添えるかどうかというものである。
「私は彼が、競争力のあるグランプリドライバーになる素質を持っていると思う。どれくらい成長するかは、今後はっきりするだろう。我々は彼が良いドライバーだと信じているので、このチャンスを得るに相応しいと思う」とクリスチャン・ホーナー代表は語った。
この新しいドラーバーの決定によってレッドブルは、ドライバーとコンストラクターの両方の部門で4連覇を成し遂げることに完璧に集中できる。ベッテルは現在46ポイントのリードを保ち、チームは日曜日に行われるイタリアGPに向けて77ポイントの差をつけている。