日産、リーフのCO2排出ゼロ走行を森林保全資金に活用

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日産自動車は9月5日、同社が運営する「日産ゼロ・エミッションファンド」において、2012年度分CO2削減クレジットの売却益を、テニスコート約60面の広さの森林保全資金などに活用すると発表した。

日産ゼロ・エミッションファンドでは、顧客が『リーフ』で走行した距離に基づき、ガソリン車での平均的なCO2排出量をベースに、CO2排出権を算出している。リーフが走ることで削減されたCO2排出量の年間総量をクレジットに換算し、低炭素投資促進機構に売却。クレジットの売却益は、EVの充電器の設置や、森林の保全活動に充てらる。

リーフの年間走行距離は、車載の通信ユニットから、日産カーウィングスデータセンターに自動的に集約され、その総走行距離を元に、国内クレジット制度の指定する算出基準に沿って削減CO2量を算出。2012年度のゼロ・エミッションファンドの実績は、対象台数4578台の合計走行距離が2387万8226km、クレジット量は1710トン、売却益は265万6000円となった。

日産ゼロ・エミッションファンドは、売却益を、約1万6000平方メートルの森林保全費用およびファンドの運営費用に引き当てる。

《纐纈敏也@DAYS》

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