JALUX、子会社主婦の友ダイレクトの保有全株式を千趣会に売却…相乗効果見出せず

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日本航空(JAL)が出資するJALUXは、連結子会社の主婦の友ダイレクト保有全株式を千趣会に売却することで合意したと発表した。

通販事業で航空旅客を主なターゲットとするJALUXは、雑誌通販特有の書店ルートなど、独自のチャネルを持ち、JALUXと異なる顧客層をターゲットに、妊婦・育児関連と雑貨・インテリアなどの通販事業を手掛ける主婦の友ダイレクトを2009年9月に連結子会社化した。出資比率は51.2%。

しかし、JALUXでは取扱商品の特性やターゲットが異なることから、通販事業で相乗効果の拡大を図ることは困難となっていた。

総合通販事業大手である千趣会と協議した結果、千趣会のスケールメリットや商品企画力・開発力をバックに、主婦の友ダイレクトの事業を運営することが、成長につながると判断、JALUXは主婦の友ダイレクトの保有全株式を千趣会に売却することで基本合意した。売却価格は今後詳細を詰めていく。

一方、JALUXと千趣会は今後、企業間連携・協業の可能性を模索するため、協議していく予定。

《レスポンス編集部》

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