米国の自動車最大手、フォードモーターは8月28日、『S-MAXコンセプト』の概要を明らかにした。実車は9月、ドイツで開催されるフランクフルトモーターショー13で初公開される。
S-MAXコンセプトは、フォードモーターの欧州主力ミニバン、『S-MAX』の次期型を示唆したコンセプトカー。初代S-MAXは2006年3月のジュネーブモーターショーでデビュー。スポーティなハンドリングや、2/3列目シートを簡単に床下に格納できる「ホールドフラットシステム」などが評価され、2007年の欧州カーオブザイヤーを受賞している。
S-MAXコンセプトは、フォードモーターの最新デザイン言語を反映させた外観が特徴。フロントマスクは、新型『モンデオ』(米国では『フュージョン』)などと共通イメージ。スタイリッシュなミニバンフォルムを提示した。
室内は4名乗りから7名乗りまで、多彩なシートアレンジが可能。ウルトラソフトレザーをはじめ、高品質な素材を採用する。最新の「SYNC」で、車載コネクティビリティも追求。
メカニズム面の詳細は、コンセプトカーなので未公表。ただし、フォードモーターは、「1.5エコブーストがダイナミックなドライビングと、高い経済性を両立」とだけ説明している。