マツダは8月27日に防府工場(山口県防府市)の車両生産累計が1000万台に達し、小飼雅道社長らが出席して記念セレモニーを開いた。1000万台目のラインオフ車は第2工場で生産されている『アテンザ』のセダンだった。
防府工場は1981年に変速機工場(中関地区)が稼働、翌82年9月から車両組立(西浦地区)を開始した。92年には車両の第2工場が加わり、現在の生産能力は年48万2100台となっている。
かつて防府工場長を務めたこともある小飼社長は挨拶で、「現在建設中のメキシコ新工場には防府で開発した生産方式を導入しており、マザープラントとしての役割は一層重要になる。防府工場から日本の優れたモノ造りを世界に展開したい」と述べた。