マツダは8月27日、グローバルにおける「SKYACTIV技術」搭載車の販売拡大に対応するため、本社のエンジン工場(広島市南区)における「SKYACTIV-G」と「SKYACTIV-D」の年間生産能力を、2014年末までに現在の80万基から100万基に増強すると発表した。
今回の取り組みでは、既存のエンジン工場内に、新たに汎用性の高いエンジン機械加工ラインを新設するとともに、これまで直列4気筒エンジン(MZR1.8~2.5L)専用だった組立ラインを、「SKYACTIV技術」のエンジンも混流できるように改造する。
マツダは、2016年3月期までにグローバル販売台数を170万台とし、うち「SKYACTIV技術」搭載車比率を80%にする計画で、生産体制の強化を推進している。現在、「SKYACTIV技術」のエンジンの生産は、本社工場のほか、2013年6月に長安フォードマツダエンジン有限公司(中国)でも開始。また2013年度第4四半期にはMazda Motor Manufacturing de Mexico S.A. de C.V.(メキシコ)でも生産を開始する予定だとしている。