ペナン州政府は、11月の中旬をめどに公用車をトヨタ『カムリ』に変更する。
交通管理・洪水防止担当のチョウ・コンヨウ氏が明らかにした。州政府は170万リンギを投じて、UMWトヨタより15台の「カムリ」を購入する。車両はセランゴール州シャアラムの工場で組立て生産される。
州政府の閣僚会議を行い、既存の車両が老朽化しており維持費がが高くつくことから買い替えを決定した。プロトンが『ペルダナ』の製造を行っておらず、同等のカテゴリーの車両を製造していないことを理由に、カムリへ変更することとなった。現在使用している車両はメルセデス・ベンツやプロトンのペルダナで、平均の車齢は15年となっている。昨年のメンテナンス・コストは、38万3,000リンギだった。今年はすでに30万4,238リンギとなっている。
国民車を公用車に使用するという慣例が破られたのは、2008年に野党連合・人民同盟(PR)が掌握していたペラ州政府がトヨタ「カムリ」に変更したのが最初で、後に与党連合・国民戦線(BN)のトレンガヌ州政府もメルセデスベンツ『E200コンプレッサー』を導入していた。連邦政府も6月、大臣・副大臣に支給されている公用車を、これまで使われてきたプロトン ペルダナ V6からホンダ『アコード』に切り替えることを決定した。