ドイツツーリングカー選手権(DTM)第7戦が、8月18日ドイツのニュルブルクリンクで決勝レースがおこなわれた。
BMWのアウグスト・ファルスフがポールからスタートしたが、ランキングで首位に立つマイク・ロッケンフェラーは思ったようなスタートができず、ジョーイ・ハンドとの事故で早々とコースアウトしてしまった。
この地域での典型的な天候で、ピットに激しい雨がそそぐまでに、それほどの時間はかからなかった。しかしこの悪天候の中で、メルセデスベンツのロバート・ウィケンスは障害を受けず、高度な技術を駆使して7番手からトップに躍り出た。
ロッケンフェラーは安全性を重視してタイヤを交換、6週目にリードを奪うが2回目のピットインでウィケンスに先行されてしまう。そしてウィケンスはこのアドバンテージを守って、DTMにおける初勝利を飾った。
ロッケンフェラーを抜いたファルファスが2位となり、3位にはクリスティアン・ビトリスが入賞した。ロッケンフェラーは結局4位でフィニッシュして、残り3レースで35ポイントのリードを保持している。