岩城滉一がバイクを質入れ...米人気TV番組「ポーン・スターズ」で

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ノートンマンクスに対する情熱を語る岩城滉一
  • ノートンマンクスに対する情熱を語る岩城滉一
  • 岩城滉一のノートンマンクス2台に、ハリソン親子が9万ドルの値を付けた
  • 15台のバイクを所有する父親のリック・ハリソン(右)と、バイクマニアの3代目コーリー・ハリソン(左)

レース用とプライベートで65台ものオートバイを所有しているという俳優の岩城滉一が、アメリカ・ラスベガスの有名な質店「Gold & Silver Pawn Stars」に、愛車を質入れした。

質入れしたのは、英国のレーシングマシン「ノートン・マンクス500cc」で、1961年と1962年製造の2台。マン島TTレースなどで活躍した往年の名車だ。

「買ったときは知らなかったんだけど、この1962年のマシンはノートンが1963年モデルとして出すための試作車。ノートンが63年モデルを市販したときは2気筒で出していて、1962年製造の単気筒では出さなかったから、これはそういうものなんです」と、希少ぶりをアピールした。

一方、同店は祖父、父、息子と家族3代で経営する老舗質店。岩城を迎えたのは、腕利き鑑定士である父親のリック・ハリソンと、3代目の息子コーリー・ハリソン。

2人に向かって岩城がさらに「このモデルは、リアブレーキとシフトのペダルが、今のバイクとは左右逆についているので、それを換えただけ。あとはオリジナルのまま」と強調すると、バイクのコレクターでもあるコーリーが「これをカスタムするのは犯罪だ」と、賞賛した。

この質店、祖父はクラシックカーが生き甲斐で、父親のリックは15台のオートバイを所有していて、息子は大のバイク好きなのだから、ビンテージ・バイクは得意分野。

「(バイクは買いたいけど)もう1台買ったら離婚されちゃう。岩城はそんなにバイクを持っていて、離婚されない秘訣は何なんだ」と、リックがジョークを飛ばし、いい雰囲気で商談は進んだ。

買取額として岩城が提示したのは「2台で7万ドル」

「アメリカでは1940年~50年代のレースバイクの人気が上がり、オークションでもすごくいい値がついている。こういうバイクは、どこかに欲しくて、欲しくて仕方なくて、探している人がいる。これから数年、寝かしておいたら、とてもいい投資になる」と、リックも絶賛。ハリソン親子は「9万ドル」の値を付けた。

しかし、この商談は岩城が「ぴったりの金額を付けてくれたので満足。墓の中まで(バイクを)持って行きます」と、不成立になってしまった。

実は、このハリウッドの有名質店は全米ケーブルテレビ、ナンバー1視聴率を達成したドキュメンタリー番組『アメリカお宝鑑定団 ポーン・スターズ』の舞台となっている質店で、ハリソン親子はこの番組のために来日。岩城は番組のファンで、そのゲストとして登場したのだった。

アメリカではお宝を持ち込む客とハリソン一家の値付けを巡る緊迫したやり取りや、買取品を磨き上げ何倍もの価格でリセールするハリソン一家の手腕が注目のレギュラー番組で、毎回必ずといっていいほど、ハリソン一家自慢のバイクが映り込んでいるところも注目だ。

日本ではヒストリーチャンネルでシーズン6が放送中(毎週月曜22時~)だが、若旦那のコーリーによると「2万5000ドルでバイクを買い取った直後に倒してしまったというのも、これから放送されます」という。

バイクマニアもにやりと笑えそうな番組だ。

《中島みなみ》

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