8月19日、お台場・青海J地区特設会場にて「THINK BIKE ~8月19日はバイクの日スマイル・オン2013~」が開催された。
トークステージではトリノオリンピックゴールドメダリストの荒川静香氏、東北大学の川島隆太教授、元レーシングライダーの中野真矢氏によるトークショーが行われた。
荒川静香氏は「最初はバイクに乗っている女性に憧れて免許を取ったが、今はバイクを操作する事が楽しい。普段クルマで通る道も違って見え、バイクを運転する事でリフレッシュする事ができる」と話していた。
川島隆太教授は、バイクと脳の関わり合いについて「人はバイクを操作する時に非常に脳を使い、ストレスがとても下がる。そのため、中高年のライダーは若々しく見えるのではないか」と述べていた。
またバイクに乗る意義について、川島隆太教授は「現代は機械が人の安全を守る社会であり、バイクに乗ることは、頭を使って自分で自分の身を守らなければならない唯一無二のシーンである。自分の身を自分で守る意識こそが脳を活性化させ、適度な緊張感が私たちをストレスから守っている」と述べていた。
中野真矢氏は「ヨーロッパでは1レースに10万人もの人が観にきて、フランス人のチームメイトが優勝したときは大統領から祝福の電話があった。ヨーロッパではバイクは文化となっている。日本では、バイクの性能は優れているのに”オートバイ”というだけでマイナスイメージがある。世界に自慢できる日本のバイクをもっとアピールしていきたい」と話していた。