フォード・ジャパン・リミテッドから9月7日より発売が開始される、新型フォード『クーガ』のインテリアは、エクステリア同様フォードのデザイン戦略である、キネティックデザインが採用されている。
キネティックデザインは、フォードの走りの良さをデザインで表現するための戦略で、クーガのインテリアでは、「ダッシュボードを傾斜させ、かつ、奥行きのある段差を設けることで躍動感をイメージさせています」と話すのは、同社マーケティング部の佐藤健さん。また、「ダッシュボードと同時にオーディオ周りも傾斜をつけることで手が届きやすくなり、見た目と機能性を両立しています」と話す。
機能性では、空調関係で工夫が凝らされていると佐藤さん。「インパネ左右の空調の吹き出し口も他車にはないユニークな形状ですが、真ん中のラインから上は空気を上方に吹き出し、下は下方に吹き出すことで、乗員を包み込むように満遍なく行き渡らせ、車内の快適性にも貢献しています」と話す。オーディオ下部にある吹き出し口も同様の効果を狙っており、直接風が人にあたらず、包み込むようにする狙いがあるとした。