2013年1月のデトロイトショーで6代目を数えるマセラティ『クアトロポルテ』が登場した。先代5代目は、メルセデス『Sクラス』やBMW『7シリーズ』などのハイエンドサルーンに対抗すべく、従来モデルよりも二回り大型化し5mを超える堂々たるボディサイズを手に入れた。フェラーリ譲りのV8エンジン、ピニンファリーナのデザインと大幅に向上した内外装の質感、そしてトランスアクスルレイアウト採用によるスポーツカー顔負けの走りといった項目でオーナードライバーから高い評価を受けたが、当初用意されていたセミAT「デュオセレクト」はドイツブランドのラージサルーンのようなスムーズさを実現していたとは言いがたく、トランスアクスルを廃してでも通常のトラコンATを後から投入するというマーケティング/開発側の逡巡も見られたことも確かだ。そうした反省を活かしてか6代目では、パワフルなエンジンと先代のデザインモチーフを継承しつつ、パワートレーンの洗練を増して登場した。現代のV8としては小排気量の3.8リットルエンジンはツインターボで過給され530psを発生、これをZF製の8速ATと組み合わせて、最高速307km/hというパフォーマンスを誇る。日本では2013年の4月に上位グレードの「GT S」が発売され、先頃ベーシック版とも言える410psのV6ターボ搭載の「S」とマセラティとしては初めての量産AWDとなる「S Q4」がラインナップに加わった。このクアトロポルテと、上海モーターショーで登場した新型『ギブリ』を核として、マセラティは2015年までに年間5万台を販売するメーカーへと飛躍するべく息巻いている。◆デトロイトショーで6代目発表マセラティ、クアトロポルテ 次期型を予告…6世代目発表へ【デトロイトモーターショー13】マセラティ クアトロポルテ 新型、ワールドプレミアへ【デトロイトモーターショー13】マセラティ クアトロポルテ 新型、V8ツインターボは530ps◆デザイン、クオリティ、パフォーマンスでドイツ車に伍すべくアピールフィアット、マセラティに12億ユーロ投資…新車開発を支援【デトロイトモーターショー13】マセラティ クアトロポルテ 新型、最高速は307km/hマセラティ クアトロポルテ 新型、進化したデザイン[動画]◆いきなり市販版で登場マセラティ クアトロポルテ 新型、早くも公道テスト[動画]マセラティ クアトロポルテ 新型、夜間の秘密テスト[動画]【ジュネーブモーターショー13】マセラティ クアトロポルテ[詳細画像]【上海モーターショー13】マセラティ クアトロポルテ 新型に中国向け新グレード…V6ターボは330ps◆日本発表、先代からの進化点はどこに?サッシュレスドアの採用にこだわりボディの約60%にアルミを採用、リヤサスペションはマルチリンク化アルミニウム採用で軽量化[写真蔵]V8とV6、2種のエンジンを用意◆マセラティ初のAWDも登場、SUVへの布石か1690万円、3.8リットルのV8ツインターボに新開発ZF社製8速AT組み合わせマセラティ、クアトロポルテ のV6モデル2種を発表
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