米国の自動車大手、フォードモーターは7月31日、主力SUVの『エスケープ』が、米国市場での販売新記録を打ち立てたと発表した。
同社の発表によると、2013年上半期(1‐6月)、エスケープは米国で前年同期比23%増の15万6626台を販売。小型SUVとして初めて、上半期販売が15万台を超えたという。
新型エスケープは2011年11月、ロサンゼルスモーターショー11で初公開。3世代目モデルは、流麗なスタイリングを採用。エンジンは、フォード自慢の新世代環境エンジン、「エコブースト」。新型エスケープ用のエコブーストは、1.6リットルと2.0リットルのいずれも4気筒ガソリン直噴ターボ。スペックは1.6リットルが173ps、24.5kgm、2.0リットルが237ps、34.6kgm。従来比で最大2.1km/リットルの燃費向上を果たす。
新型エスケープの米国での主な競合車は、トヨタ『RAV4』とホンダ『CR-V』。2013年上半期の15万6626台は、RAV4とCR-Vを上回る台数。
フォードモーターのマーケティング責任者、アミー・マレンティック氏は、「優れたパフォーマンス、デザイン、燃費性能を備えたエスケープは、販売店に新たな顧客を呼び込んでいる」とコメントしている。