ホンダは、ケーシー・ストーナー氏をテストライダーに迎えた、MotoGPワークスマシン「RC213V」の開発テストを8月6日、ツインリンクもてぎにて実施した。
MotoGPで2度のタイトルを獲得し、2012年末に引退したあとは、4輪のレース活動を開始したケーシー・ストーナー氏を、ホンダはMotoGPクラスに参戦中のワークスマシン「RC213V」の開発のためのテストライダーに採用。ストーナー氏は、ツインリンクもてぎにおけるサーキットテストに、2013年は4回参加する予定。
曇り空の中、2012年11月のMotoGP最終戦バレンシアGP以来、久しぶりにRC213Vに乗車するストーナー氏は、ブランクを感じさせない迫力ある走りで6周を走行。この時点で、激しい雨によりテストは一時中断。そのあとも路面状況は改善せず、初日のテストは終了となった。
ストーナー氏は「雨が降り出す前のほんの数周しか走ることができなかったが、RC213Vに再び乗れてうれしかった。私にとって9か月ぶりのライディングだったので、すべてを思い出すのに少し時間がかかった。路面やマシンのフィーリングはよかったので、明日はより有益なテストとなるよう、ドライな路面で走り込みができることを願っている」とコメントした。