トヨタ自動車は8月6日、『カローラアクシオ』と『カローラフィールダー』にハイブリッド車を追加設定し、発売した。
開発責任者を務める製品企画本部の中村寛主査は「やっとカローラにもハイブリッドが載せられる時代がきた。これまでカローラにハイブリッドが無かったので、『アクア』ないし『プリウス』を買われたお客様もいらしたが、これでカローラ本来のお客様に戻って頂けると思っている」と語った。
中村氏は「アクアもプリウスも空力の観点からAピラーを前に出して、いわゆる流線形のようになっている。そうなると見えにくくなる要素がでてくる。これまでのハイブリッドは先進性ということで、流線形のデザインがセットになっていたが、普通の使いやすいセダンでハイブリッド技術が詰まった車が欲しいという声もたくさんもある」と指摘。
その上で「新型カローラはそもそも視界を良くして扱いやすいクルマにしたいという思いでやっている。そのカローラにハイブリッドを載せるということは、ハイブリッドでしかも使いやすいという車になり、お客様の選択肢も広がる」と強調した。