マレーシア来年度予算案、財政健全化を柱に ナジブ首相…マクロ経済の枠組み強化も

マレーシア連邦政府は、10月の議会上程を予定している2014年度予算案に、国家財政健全化とマクロ経済の枠組み強化を柱とする方針だ。

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア連邦政府は、10月の議会上程を予定している2014年度予算案に、国家財政健全化とマクロ経済の枠組み強化を柱とする方針だ。

ナジブ・ラザク首相がマレーシアのイスラム金融市場の中心としてのブランド・アイデンティティの発表記念式典において、明らかにした。

格付け会社のフィッチ・レーティングがマレーシアのソブリン債のアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた件について、ナジブ首相はあくまでも見通しに基づいたものであり、これに対して政府が対策を打つことができると指摘。引下げは良い問題提起となり、政府が問題解決に向けて動き出す良いきっかけとなると述べた。

ナジブ首相は、マレーシア経済は今年から2014年にかけて成長が予想されていると指摘。民間セクターや国内需要に支えられると説明した。一方で、先進国経済の成長が鈍化していることや政策面、構造改革の面で不透明性があることなどが経済に影響する可能性があるとした。

千田真理子

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