先ごろ環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の第18回拡大交渉が実施されたが、マレーシア交渉団は、ブミプトラ(マレー人と先住民族の総称)産業界および中小企業(SME)の利益となる事柄については政府調達分野での要望に盛り込まなかった。
今回交渉には日本が初参加。他には▽ブルネイ▽チリ▽ニュージーランド▽シンガポール▽米国▽豪州▽ペルー▽ベトナム▽マレーシア▽メキシコ▽カナダ--から650人以上の代表団が加盟交渉に参加した。
マレーシア通産省の発表によると、政府調達市場はある程度開放され、TPPの他の加盟国の参加が可能となるがSMEの保護が充分にされる見通し。TPP加盟国の企業による入札参加に関して、入札規模などはマレーシアの政府系企業(GLC)などと協議して決められる予定だ。