米TRWオートモーティブ・ホールディングス社は、プジョーシトロエン(PSA)の新型プラットフォームであるEMP2向けに24GHz前方監視レーダー「AC100」の生産を開始したと発表した。
新製品は、今夏発表されたシトロエンの新型『C4 ピカソ』に採用され、続いて2013年末までに新型『プジョー308』に搭載される予定。
TRWは、PSAの新型プラットフォームに24GHzレーダーを搭載することで、追従停止機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)など、安全性と快適性を向上させるさまざまな機能を提供する。加えて、リバーシブル拘束システムの作動、プリクラッシュ/プレフィルブレーキ、アダプティブブレーキアシスト、自動緊急ブレーキ(AEB)など、さらに多くの機能も実現することができる。
AC100は、TRWの従来製品77GHzレーダー(AC20)とほぼ同様の機能だが、動作周波数を低くするとともに大衆車向けに機能の最適化したことで、大幅な低価格化を実現。加えて、約150メートルの範囲で車両を検知でき、高速道路を含むあらゆる道路状況に最適な機能を提供する。