マツダが米国のモータースポーツシーンに実戦投入している新型『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)のレーシングカー。同車が米国の有名サーキットを、およそ60年ぶりのディーゼルレーサーとして、走行することが分かった。
これは7月25日、マツダの米国法人、北米マツダが発表したもの。7月27-28日、新型アテンザの「SKYACTIV-Dクリーンディーゼル」レーシングカーが、米国で最も有名なサーキット、インディアナポリスモータースピードウェイで開催されるレースに参戦。同サーキットを走行するディーゼルエンジン搭載のレーシングカーは、実に60年ぶりになるという。
この新型アテンザのレーシングカーは、米国で開催される「グランダムシリーズ」の「GXクラス」に参戦するために、マツダモータースポーツが開発。ディーゼルエンジンを積むのが最大の特徴。
搭載エンジンは、レース専用チューンが施された2.2リットル直列4気筒ターボディーゼル、「SKYACTIV-D」。部品の63%は市販車用エンジンと共用する。最大出力は400ps、最大トルクは61.5kgmとパワフル。
北米マツダによると、インディアナポリスモータースピードウェイを走行した最後のディーゼルエンジン搭載レーシングカーは、1952年の「インディアナポリス500」に参戦した『カミンズ・ディーゼル・スペシャル』。米国のカミンズ社製のディーゼルエンジンを積むインディカーだった。新型アテンザは61年ぶりに、インディアナポリスモータースピードウェイで、ディーゼルサウンドを轟かせることになる。