米国の自動車最大手、GM。同車が米国市場において、環境対応車の販売をさらに強化することが分かった。
これは7月11日、GMが明らかにしたもの。「2012サステナビリティレポート」の中で、今後の米国市場における環境への取り組みを公表している。
注目できるのは、「2017年までに、米国市場で50万台の電動化技術搭載車両(EVやプラグインハイブリッドなど)を普及させる」という目標を掲げた点。現在、GMはPHVのシボレー『ボルト』、EVの『スパークEV』を米国市場に投入。シボレー『マリブ』『インパラ』、ビュイック『ラクロス』『リーガル』にマイルドハイブリッドの「eアシスト」を設定している。これらの販売をいっそう強化することが宣言された。
さらに、米国で低燃費車の指標とされるEPA(環境保護局)高速燃費40マイル/ガロン(約17km/リットル)以上の新車について、「2017年までに販売を倍増させる」と発表。GMで現在、高速燃費40マイル/ガロン以上に該当するのは、シボレー『ソニック』や『クルーズ』の「エコ」グレード&クリーンディーゼルなどがある。
また、GMは2016年までに、米国で販売する新車の1台当たりの平均CO2排出量を15%削減する目標を提示。欧州ブランドのオペル/ボクスフォールに関しては、「2020年までに1台当たりの平均CO2排出量を27%減らす」としている。