先週末に行われたイギリスGPで6人のドライバー達がリヤタイヤのパンクに見舞われた事件を受けて、ドライバー達が次のドイツGPでも同様の問題が起こった場合は、ボイコットも辞さないという意思表示をした。
現在、2013年フォーミュラ1シーズンでは、その内外で論争が起こっている。その最も新しいものは、先週末のイギリスGPでタイヤのバーストが多発し、ドライバー達はドイツGPでも状態が改善されないのであれば、グランプリのボイコットも辞さないとの強い姿勢を示している。
このイギリスGPでは6人のドライバー達がリヤタイヤをバーストさせ、その中でも4つのパンクは160km/hを超えるスピードの下で起こった。
タイヤの供給元であるピレリタイヤは、新しく問題に対処したタイヤをドイツGPから使用できるように対応しているが、ドライバーの組織であるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)は、「最上級の心配事だ」として、これ以上の事件が起こらないことを前提とし、それに対して次のような声明を文書にて発表した。
「我々ドライバーは、チームやスポンサー、ファンが望むように、いつものように限界に挑む所存である。しかしドライバー達は、先日のような問題が発生した場合、即座にドイツGPから撤退することを決定した。この度のタイヤ問題は回避できたと想定されるが、ドライバーやマーシャル、ファンなどの関係者の安全を脅かすものである」
ドイツのニュルブルリンクでのプラクティスは、金曜日に開始される予定である。