モントリオールは、F1開催契約10年延長を模索

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2013年 F1 カナダGP
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カナダGPのプロモーターであるフランソワ・デュモンティエが、モントリオールとFOMの間で10年間の開催契約延長の線で交渉中であると明かした。

現行契約は2014年の開催までカバーしているが、バーニー・エクレストン率いるFOMや州、連邦レベルの政府当局者を巻き込んだ契約延長の話し合いはかなり前からスタートしている。契約が10年で更改できれば、当面は同じ問題で交渉をする必要もなくなる。順調に進めば数週間以内にも調印に漕ぎつけられそうだとデュモンティエは語る。

「2015年から2024年までの10年間の開催で交渉は進められています。これだけの長期契約が提示された事自体が初めてです。これまでは5年+オプション契約が普通でしたからね」

また、開催契約の長期更新は最近のトレンドになりつつあるとデュモンティエは指摘する。

「最近更新された契約はどこも10年ですね。10年だと物事を長期的な視野に立って考えることができます。サーキットの改装計画にしても資金的な目処がつけやすいので、われわれとしてはこうした流れを歓迎しています」

F1で10年契約がトレンドになると考える理由について、デュモンティエはシンガポール証券取引所で店頭公開をする計画と関連している可能性をにおわせた。

「理由はいくつかありますが、FOM側は人気のある開催地は早く囲い込みたいのだと思います。モントリオールがその分類に属することは間違いありません。先週のレースでもグランドスタンドを埋め尽くした実績や、ドライバーやチームからの高い評価が理由です。F1は株式の公開を模索しています。10年契約が占める割合が高まれば、スポーツの投資価値は当然高まるはずですからね」

《編集部》

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