【JAL 預けたバッグの行方】大型機はコンテナで、小型機は手作業で飛行機に搭載

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国内線の場合、折り返し時間は約50分。この間に客の乗降はもちろん、荷役作業も行う。
  • 国内線の場合、折り返し時間は約50分。この間に客の乗降はもちろん、荷役作業も行う。
  • 「LD-3」という規格のコンテナ。これは国内線専用で、国際線はさらに軽量化したものを使う。
  • コンテナを載せたドーリーと呼ばれる台車をトーイングトラクターが牽引する。
  • 通常の貨物を収めたコンテナが先に入れられ、手荷物が収められたものは一番最後の搭載となる。
  • ドーリーにはコンテナの回転機能が備わっている。コンテナ下部の切り欠きは機体形状に合わせており、左右で向きを変える。
  • あらゆる作業は並行して行われ、時間に無駄が生じないようにスタッフは奮闘する。
  • 小型機の場合はコンテナを機体横で開封し、手作業でバラ積みしていく。
  • メイクでコンテナに収め、それを開封して積載。到着時は機体横でコンテナに収め、到着ソーティングエリアで開封する。
出発ソーティングエリア(荷さばき場)で手荷物を収容したコンテナは、コンテナドーリーと呼ばれる台車に載せられ、トーイングトラクターの牽引で機体右側まで運ばれる。ドーリーは最大6両編成となり、1両あたり1台のコンテナが積載されている。

コンテナには規格があり、最近では「LD-3」と呼ばれるものが多く使われている。大型機のボーイング777-300では2個並列に積載して最大38個。中型機のボーイング767-300では1列に1個で最大15個の積載が可能となっている。後者は一回り小さい「LD-2」にした場合、最大30個の積載ができる。

ドーリーにはコンテナの回転機能が備わっている。コンテナの機体収容時には向きを変えた状態で送り出すが、コンテナ自体が機体形状を反映した構造で、下部が切り欠きとなっているからだ。

大型機や中型機は手荷物が収められたコンテナをそのまま収容するが、コンテナに入りきらないサイズの大型手荷物やペット用のケージ、ボーイング737のような小型機の場合にはバルク(バラ積み)で機体に収容するため、機体横でコンテナを開封。作業員が手作業で貨物室に手荷物を収めていく。

積載作業としてはコンテナの方が行いやすいが、国内線では一部の幹線を除いて小型機の運用が増えてきている。前述したようにバルクの場合はコンテナ、そして機体と二度の積み込みが必要となるため、日本航空(JAL)では早めのチェックインを呼びかけている。
《石田真一》

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