「廃校寸前だった学校が増築するほど」…宅地化と新車登場で変わる東武野田線の沿線風景

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東武野田線に新型車両60000系が投入されるのを記念して開催された「野田線新型車両60000系デビューイベント」(9日)。同イベントの団体臨時列車の目的地、七光台車両基地周辺の不動産店や商店街などは、「沿線に人が戻ってきた」ともらしていた。

「野田線沿線では、宅地開発がすすめられていて、戸建ての分譲住宅が人気。国道16号が野田線に沿って走っていて、常磐道と東北道にアクセスできることもあり、マイカー所有者の率もわりと高い」(七光台駅前の不動産店)

七光台駅前のスーパーマーケットのスタッフは、「2年前までは、駅前は何もなかったが、宅地化されて急に人が増えた。うちは足元商圏、客は30代以降のファミリー層がメイン」と話していた。

「2002年前後から人が徐々に増え始めて、最近では、近くにある小学校がプレハブの校舎を増築したとか。一時期、廃校という噂もあったぐらいの学校なのにね。ことし5月の運動会では、1年生が急に増えたとかで、『父兄の観覧席がなくなって立ち見になった』と客がもらしてたよ」(同スタッフ)

野田市は「野田線沿線の区画整理がすすめられて、都市再生機構や民間ディベロッパーが相次いで関わった時期。緩やかだが現在も人口は増加傾向にある」という。東武鉄道は「現状では、野田線の運転本数を増やせるダイヤの余裕はある」と話していた。

《レスポンス編集部》

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