ポルシェが『パナメーラ』の大幅改良を機に、設定したプラグインハイブリッド車(PHV)。同車の優れた燃費性能が証明された。
これは5月24日、ポルシェが明らかにしたもの。ポルシェがドイツ・ホッケンハイムでPHV技術のワークショップを開催。『パナメーラ』のPHV、『パナメーラS・Eハイブリッド』をジャーナリスト同乗のもとで、42回以上テストドライブ。その結果、得られた燃費性能を公表している。
ポルシェは今回、一般的な走行パターンを想定したホッケンハイム周辺の全長28.7kmのテストコース(市街地6.5km、田舎道9.2km、アウトバーン13km)を走行。市販車と全く同仕様のパナメーラS・Eハイブリッドの同乗走行は、いずれも3-4人を乗せ、エアコンを作動させた状態で行われた。アウトバーンの速度無制限区域では、230km/hまで加速。
そして、合計1200km以上の距離を走破したパナメーラの平均燃料消費量は、4.4リットル/100km(約22.73km/リットル)。最も優秀な1台は、2.8リットル/100km(約35.7km/リットル)という燃費を計測したという。
パナメーラS・Eハイブリッドは、エンジンとモーターを合わせて、最大出力416psを発生。0-100km/h加速5.5秒、最高速270km/hの性能を実現している。