【ジャガー Fタイプ 発表】デザインの全体像を決定づけるハートライン

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ジャガー・Fタイプ
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ジャガー・ランドローバー・ジャパンが、5月24日より受注を開始したジャガー『Fタイプ』は、サイドのハートラインがデザインの全体像を決定づけているという。

「ジャガーにとって素晴らしいデザインとはシンプルさと明確さだ」と同社代表取締役社長のラッセルMアンダーソン氏が述べるとおり、Fタイプのサイドデザインはハートラインと呼ばれる2本のプレスラインで構成されている。

同社マーケティング・広報部の作田昌子氏によると、ハートラインのひとつめは、ジャガーデザインチームを率いるイアンカラムの初期スケッチをそのまま踏襲したラインで、フロントスポイラー両端のエアインテークから始まり、ヘッドライトを抜け、リアフェンダーへ流れるものである。2つめは、ドア後端上部からリアへ抜けて行くラインで、リアのしっかりとしたボリューム感を強調する。因みにハートラインの意味は、この2本のラインが交差するあたりがハート型をイメージできることからこう呼ばれている。

ハートラインは、ジャガーが10年余りアルミニウムボディに取り組み、高い技術を持っているからこそ実現できたものだ。作田氏は、「アルミニウムという素材は、スチールとは違い、折り紙のようなカッチリとしたラインを出すのが大変難しいのですが、ジャガーはアルミニウム技術を駆使し、Fタイプのデザイン全体像を決定づける、ハートラインをしっかりと出すことに成功したのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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