世界ツーリングカー選手権(WTCC)第5戦が5月19日、オーストリアのザルツブルグリンクで開催された。前日の予選でホンダ シビック WTCCの3台は、カストロールホンダ ワールドツーリングカーチームのガブリエーレ・タルクィーニ選手が6番手、ティアゴ・モンテイロ選手が7番手、そしてゼンゴ モータースポーツのノルベルト・ミケリス選手が9番手となったが、予選後の車検において、リアウイングの寸法違反が発覚。ペナルティにより、レース1で3台はグリッド最後尾からのスタートとなった。レース1は、タイム差の少ない接近戦となった。大きな集団の中で、タルクィーニ選手、モンテイロ選手、ミケリス選手の順で3台が並び、18-19-20番手での走行が続いた。終盤にかけて、中団でのいくつかのアクシデントにより3台はポジションを上げ、12周のレースを、12-13-14位で終えた。レース2はリバースグリッドで行われるため、予選9番手のミケリス選手はフロントローから、モンテイロ選手は4番手、タルクィーニ選手は5番手からのスタートとなった。ミケリス選手はスタート直後にいったんトップに出たものの、抜き返されて2番手のポジションをキープ、モンテイロ選手とタルクィーニ選手は1周目にポジションを1つ上げて3、4番手につけた。3周目にタルクィーニ選手は後続にパスされ、7番手にポジションを落とすが、ミケリス選手とモンテイロ選手は2番手と3番手を保ったまま、レースは後半へ。8周目にモンテイロ選手が、そして終盤11周目にミケリス選手が後ろから追い上げるライバルにポジションを奪われたが、ミケリス選手が3位、モンテイロ選手が4位でチェッカーフラッグを受けた。ミケリス選手は前戦ハンガリーに続いて表彰台を獲得。タルクィーニ選手は、ポジションを落としたあとペースが上がらず、8位でフィニッシュした。シリーズポイントはタルクィーニ選手が118ポイントでランキング2位、ミケリス選手が63ポイントで9位、モンテイロ選手が60ポイントで10位。ホンダはマニュファクチャラーズポイントを417に伸ばし、1位をキープしている。■レース11位:ミシェル・ニュケア シボレー2位:ジェイムズ・ナッシュ シボレー3位:イヴァン・ミュラー シボレー4位:メヘディ・ベンナーニ BMW5位:アレックス・マクドウォル シボレー6位:フレディ・バース BMW■レース21位:ジェイムズ・ナッシュ シボレー2位:イヴァン・ミュラー シボレー3位:ノルベルト・ミケリス ホンダ4位:ティアゴ・モンテイロ ホンダ5位:ミシェル・ニュケア シボレー6位:アレックス・マクドウォル シボレー■ポイントスタンディング1位:イヴァン・ミュラー シボレー 198P2位:ガブリエーレ・タルクィーニ ホンダ 118P3位:ジェイムズ・ナッシュ シボレー 1084位:ミシェル・ニュケア シボレー 96P5位:ロブ・ハフ セアト 77P6位:トム・チルトン シボレー 77P■マニュファクチャラー1位 ホンダ 417P2位 ラーダ 248P