イタリアの自動車大手、フィアットは5月13日、欧州内の一部工場での生産を、一時的に停止していると発表した。
生産停止は、サプライヤーからの部品供給が滞ったのが原因。フィアットの発表によると、SELMATグループからの部品の納入が中断したため、フィアットグループ各社の生産に影響が出ているという。
5月10日から生産を一時的に見合わせているのは、フィアットのセルビア工場と、商用車のイベコのスペイン・マドリード工場。5月13日からは、マセラティのイタリア・グルリアスコ工場でも製造ラインを停止。
フィアットは、「生産の一時停止により、多くの従業員に影響が出ている。他の工場にも生産停止が拡大しないか、今後数日間、状況を注視する必要がある」と説明している。