エアバス、新たな航空燃料への対応のためエア・カナダなどと協力体制構築

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バイオ燃料での実演飛行を行ったエア・カナダの航空機
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エアバスは5月13日、モントリオールのマクギル大学の主催により、エア・カナダとバイオフューエル・ネットと共に、エア・カナダに継続可能な代替ジェット燃料を生産し、供給する長期的なゴールについて検討する協力体制を結んだことを発表した。

「エア・カナダはすでにバイオ燃料による2度のフライトを行ない、それぞれの機会に我々は持続的に排気を削減した。我々はカナダでの代替燃料の原料開発を推奨するこのプロジェクトに参加することを楽しみにしている。代替燃料といった新しい技術は、2020年の炭素中和化の目標に合った排気を削減する我々の産業計画の1つである」とエア・カナダの燃料購入及び供給責任者であり、エア・カナダの代替燃料ワーキング・グループの会長であるポール・ウィッティ氏は語った。

バイオフューエル・ネットの社長及びマクギル大学の教授であるドナルド・スミス氏は、「航空バイオ燃料は、航空産業がもたらす炭素の足跡を削減する最も約束された方法で、空の旅をもっと環境に優しいものにする。エアバスはこの分野におけるキーとなる役割を果たし、未来の空の旅における最も持続可能な燃料の原料を発見することに貢献している。このエアバスとの関係は、バイオフューエル・ネット・カナダにとって大きな重要性を持つ」と語った。

2012年6月にエアバスとエア・カナダは、北アメリカの国境を越えるバイオ燃料を使った最初の「パーフェクト・フライト」を実演し、二酸化炭素の排出を通常飛行の40パーセント強まで削減した。

《河村兵衛》

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