京浜急行電鉄が発表した2013年3月期の連結決算は、経常利益が前年同期比5.4%増の135億7800万円と増益となった。
営業収益は同3.9%増の3069億7700万円と増収だった。交通事業では、重要な戦略拠点である品川、羽田空港を中心に取り組みを加速したものの、営業収益は同0.4%増とほぼ横ばいだった。不動産事業が大幅増収となり全体を引っ張った。
収益では、交通事業、レジャー・サービス事業が増益となったものの、不動産事業の減益が影響し、営業利益は同0.5%増の190億7700万円と微増にとどまった。当期純利益は同106.1%増の84億9200万円となった。
今期の通期連結業績は売上高が同2.9%増の3160億円となる見通し。営業利益は鉄道事業の減価償却費減少などで、同8.5%増の207億円、経常利益が同13.4%増の154億円、当期純利益が同6.0%増の90億円を予想する。