ガリバーは5月8日、都内の本社で経営戦略発表会を開催、中期目標として2018年2月期にグループ800店舗、年間販売40万台を掲げた。また、短期の取り組みとして2014年増税前の駆け込み需要の取り込みを重視している姿勢を強調した。
発表会に登壇したガリバーインターナショナルの許哲執行役員は「2014年の4月に増税が行なわれる前の需要をとらえる事が大事」と話し、2013年にかける意気込みを示した。
ガリバーの調査によると、増税前にクルマを購入したいと考えている消費者が15%存在するとした。また、2014年3月までの納車(登録)が消費税5%の対象であることも改めて解説した。
こうした社会情勢を背景に積極的な店舗展開を図る。
ガリバーは全国に約420店舗を展開するが、これを2018年2月期に800店舗まで増やす。通常店舗や大型展示場モデルの「WOW!TOWN」、「ガリバーアウトレット」の増加に加え、2013年2月から始めた1000万円クラスの高級輸入中古車専門店「LIBERALA」の本格展開などに取り組む。
さらに200~500万円の輸入中古車専門店のほか、軽中古車専門店の新設定を明言した。
なお、ガリバーの年間販売台数は2012年度が約4万6000台、2013年度目標は5万1000台としており、許執行役員は「年間40万台は大きな目標だが店舗数拡大で達成を目指す」とした。