【ボルボ V40 T5 Rデザイン 試乗】パワフルさと専用のインテリアが持ち味…島崎七生人

試乗記 輸入車
ボルボV40 T5 Rデザイン
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プレミアムスポーツコンパクトを打ち出しに、輸入Cセグメントで新たな立ち位置を確保しつつあるボルボ『V40』。その“もっともスポーティなモデル”として追加されたのが、このボルボ『V40 T5 R-DESIGN』だ。

外観はご覧の通り。今風のデザインの18インチホイールと225/40ZR18 92Wタイヤ(試乗車はミシュランPilotSport3を装着)で足元を引き締め、精悍な構え。ボディパーツも前後セクションが専用デザインで、テールエンドパイプは90mm径とくる。グリルメッシュもハイグロス塗装と専用だ。が、ひと頃のように、いかにも角材のようなエアロパーツを後付けしました的なムードはどこにもなく、むしろあっさりしていると感じるほど。そんなさり気なさは、年齢を問わず受け容れられるだろう。

インテリアではナッパレザーのシートが注目。ボルボらしく凝った切り返しのデザインで“Rならではの専用感”を演出。無論、フィット感も上々だ。ほかにブルー色の専用メーターや、アルミパネルなどデコレーションも独自で、天井内張りがブラックなのもスポーティなムード。後席、ラゲッジスペースの居住性、使い勝手はベースのV40と共通。

走りは手応え十分。213ps/30.6kg-mの性能を発揮する5気筒の2リットル・ターボは、ともかくパワフルな走りをみせる。たとえばメルセデス・ベンツA250 SPORTなどと較べても、動力性能は互角で、トルクがあり、速さも十分だ。6速ATとの組み合わせにも不満はない。いっぽうで足回りはやや締め上げられた印象。これは車重の差(T4+110kg)も影響してのことだろう。しなやかな乗り味がお好みであれば、選択肢としてT4(またはT4 SE)でも十分に納得できると思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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