【リコール】UDトラックス クオン…エンジンストール、再始動できなくなる恐れ

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UDトラックスは、大型トラックの原動機において、EGR(排気ガス再循環装置)の制御機構に不具合があることから、4月25日にリコールを国土交通大臣に届け出た。

対象となるのは、2012年6月~12月に生産された、2168台。

不具合の内容は、大型トラックの原動機において、EGR(排気ガス再循環装置)を制御するための吸気絞り弁のバタフライシャフトのシール機能が不適切であるため、吸入空気中の結露水が吸気絞り弁内部に浸入するものがある。

それが原因となり、そのまま使用を続けると、エンジン警告灯が点灯すると同時に、吸気絞り弁の作動不良が発生する可能性があり、EGR制御による排気ガス浄化作用に支障をきたす恐れがある。

また、吸気絞り弁内部に浸入した結露水が吸気絞り弁の配線内を伝わり、エンジンコントロールユニット内部に浸入するため、エンジンの不調やDPFの手動再生ができなくなるなど、エンジンコントロールユニットによる各種制御が不能となり、最悪の場合、走行中にエンジンストールし、再始動できなくなる恐れもある。

改善策として、全車両、当該吸気絞り弁を対策品に交換。また、エンジンハーネスを点検し、結露水の浸入が認められた場合は、エンジンハーネスを交換するとともに、エンジンコントロールユニット及び各種センサーを点検し、結露水の浸入が認められた場合は、結露水が浸入した部品全てを新品に交換する。

《平泉翔》

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