中国新車市場において、フォルクスワーゲングループとシェアナンバーワンを争うGM。同社が中国新車販売をさらに伸ばすため、SUVで新車攻勢をかけることが分かった。
これは4月20日、中国で開幕した上海モーターショー13のプレスカンファレンスにおいて、GMが明らかにしたもの。同社は、「今後5年以内に、中国市場へ9車種の新しいSUVを投入する」と発表している。
GMは現在、中国市場で5車種のSUVを販売。キャデラックが『SRX』と『エスカレード』、シボレーが『キャプティバ』、ビュイックが『アンコール』と『アンクレイブ』だ。
このうち、キャデラックSRXは、中国でのキャデラックのベストセラー車になるなど、SUVが人気。そこでGMは、大きな成長が期待できる中国SUVカテゴリーで、積極的な新車攻勢に打って出る。
なお、これら9車種のSUVには、新型と改良モデルが含まれる。GMチャイナのボブ・ソシア社長は、「中国で重視するのは高級車とSUV。両車は数年前までニッチセグメントだったが、いまや販売の主流となり急成長中だ」と語っている。