バスケットボール女子日本リーグ(WJBL)所属の2チーム、JX-ENEOSサンフラワーズとトヨタ自動車アンテロープスは、東日本大震災の復興支援の一環として、4月21日、福島県郡山市で開催された「郡山総合体育館改修工事竣工・再オープン記念事業~スポーツで築こう元気な郡山~WJBLエキシビションゲーム」に参加した。
郡山総合体育館は、2011年3月11日にJX-ENEOSサンフラワーズとトヨタ自動車アンテロープスが練習を行った場所。翌日は第12回Wリーグファイナル第2戦を予定していたが、東日本大震災の発生により、同体育館も被災し、ファイナルは中止となった。
今回、大規模改修を終え利用を再開するにあたり、「幻のファイナルの再現を」との地元バスケットボールファンの要望を受け、同イベントに参加することになった。
試合に先立ち、両チームの選手と観客は東日本大震災の犠牲者の方へ黙祷を捧げた。エキシビションゲームでは、チームカラーのユニフォームをまとった選手たちが白熱したゲームを繰りひろげ、また両チームのチアリーダーによるハーフタイムショーもあり、約3000人の観客が訪れた会場は熱気に包まれた。試合後は、両キャプテンから被災者の方へ激励のメッセージを送るとともに、選手全員によるサイン会を開催し交流を深めた。