日産、フェデックスとシンガポールで「e-NV200」の実証運行試験

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日産、フェデックスとシンガポールでe-NV200を使って実証運行
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日産自動車は、2014年中に発売予定の電気商用車「e-NV200」の市場投入に向けた実証運行を、航空貨物輸送大手フェデックス・エクスプレス、シンガポールで開始したと発表した。

実証運行は昨年秋、ドイツのハノーバーモーターショーで両社が共同発表した、同モデルに関する包括的グローバル実証運行プログラムの一環。

シンガポールでの実証を皮切りに、今後ブラジル、米国でも、運行する予定。

両社は今回の発表以前にも、同モデルの実証運行を、英国や日本で実施してきた。両社は、同包括的プログラムに基づく、実証運行の第1弾の場所として、大気汚染対策を始めとする環境政策に熱心な国、シンガポールを選んだ。

同市内での配送車両として日産が貸与する「e-NV200」のモニター車を、フェデックス エクスプレスが約1カ月間使用、国際航空貨物のデリバリー業務での実用性を確認する。実証走行で得られた結果は、同モデルの今後の開発に反映する。

2014年に市販する予定の「e-NV200」は、ベース車の多目的商用バン「NV200」の室内の広さや多用途性と、「日産リーフ」のパワートレインが生み出すEVならではの先進性を併せ持つ商品。走行時の二酸化炭素排出量ゼロを実現しながら、EV特有の加速性と静粛性を提供する。

また、先進的なテレマティクスシステムや荷室での電源供給機能など、様々なシーンでビジネスの可能性を広げる。その上で、多くのビジネスユーザーが最も重視する点のひとつであるランニングコストは、同クラスの商用車をリードする、高いレベルを達成するとしている。

《レスポンス編集部》

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