WRCは4月13日、土曜日のセカンドレグが終了した時点で、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが2位のチームメートのヤリ-マティ・ラトバラに34.8秒差をつけるリードを保ったことを公表した。
フォルクスワーゲン『ポロR』のドライバーは、FIAワールド・ラリー・チャンピオンシップの第4戦の最長距離を持つレグを支配した。ラトバラがオープニングの最初の2つのステージを制したが、残りの4つのステージはオジエが独占した。
アルガーブの丘の高い温度と岩の多い砂利道は、レースをタフなものにした。朝のステージが繰り返され、ドライバー達が岩盤でタイヤの磨耗を管理しなければならなくなり、昼間のコンディションは最悪となった。
オジエは、「この午後に少し良くなり始めた。自分は他のドライバーよりタイヤを上手くセーブできたと思う」と語った。
オジエに最も近いチャレンジャーはダニ・ソルドだったが、オープニングステージで彼のシトロエン『DS3』をリタイアさせることとなった。
ラトバラは2番手に這い上がり、ポロRで今シーズン始めてグリップを得た。「今年になって、自分が微笑んでいた初めての日だった」とし、ラストステージの終盤でのパンクが唯一つの問題だったと話した。
ミッコ・ヒルボネンのシトロエンDS3はオジエから1分8秒5遅れで、表彰台の位置を守った。「この昼間は(道路は)荒れていて温度が高く、タイヤは限界だった」と彼は語った。
ティエリー・ヌービルはヒルボネンの後でスタートを切ったが、彼のフォード『フィエスタRS』をオープニングステージで岩に当ててサスペンションを破損してしまい、リタイアとなった。
そしてヌービルのリタイアは、エフゲニー・ノビコフのフィエスタRSを4位に昇格させたが、リーダーから4分23秒9遅れだった。彼はこの午後にサスペンションの問題を抱え、先行するドライバー達のペースを保てなかったことに不満を募らせた。
ナッサー・アル-アティヤはトラブル無く5位のポジションを確保したが、彼のフィエスタRSはノビコフからほぼ2分遅れで、アンドレアス・ミケルセンのポロRよりも1分速かった。
日曜日の最終レグは、4ステージ、147.64キロメートルとなる。