AMAスーパークロス第13戦は4月6日に4万9438人のファンを集めたヒューストンのレリアント・スタジアムで行われ、250SXクラスの決勝でロックスター・エナジー・レーシングのブレーク・ワートンが東地区での今季初となる勝利を飾った。
250SXクラスのメインイベントが始まると共に見事なスタートダッシュを見せたザック・フリーバーグがホールショットを奪ったが、ワートンと現在3連勝中のレッドブルKTMのマーヴィン・ムスキンの2人に即座に交わされ、さらにムスキンはオープニングラップでワートンも追い抜いてトップに立った。
第1ラップでワートンは反撃に転じてムスキンを交わし、ムスキンは第5ラップでクラッシュをしてしまい、ポジションを幾つか落としてしまった。
チャンピオンシップ・ポイントリーダーのゲイコ・ホンダのウィル・ハーンは2番手にまで浮上してワートンを追尾にかかったが、幾つかのミスを犯して追い抜くことはできず、結局2位でフィニッシュすることとなった。
クラッシュの後にレースに復帰したムスキンは必死に追い上げ、結果的に3位の表彰台ポジションでフィニッシュした。
「アグレッシブであることが重要だった。素晴らしいスタートができて、最初の幾つかのラップの間はとても激しかった。だがウィル(ハーン)が終盤にプレッシャーをかけて来るまで、良いクッションを自分自身に与えることができた。」とこれまで表彰台に立っても笑みを見せることのなかったワートンは、ようやく笑顔を見せながら語った。
尚、AMAスーパークロス第14戦は、4月13日の土曜日にミネアポリスのメトロドームで開催される予定である。
250SXクラス東地区第7戦結果
1.ブレーク・ワートン(スズキ)マーヴィン・ムスキン(KTM)
2.ウィル・ハーン(ホンダ)
3.マーヴィン・ムスキン(KTM)
4.タイラー・ボウワーズ(カワサキ)
5.ギャビン・フェイス(ホンダ)
250SXクラス東地区シーズン累積ポイント
1.ウィル・ハーン(ホンダ)-156
2.マーヴィン・ムスキン(KTM)-148
3.ブレーク・ワートン(スズキ)-133
4.ヴィンス・フリース(ホンダ)-89
5.ディーン・ウィルソン(カワサキ)-87