米国の自動車大手、フォードモーターの欧州部門、フォードオブヨーロッパは4月3日、新型『クーガ』の生産能力を引き上げる計画を公表した。
新型クーガは2012年3月、ジュネーブモーターショー12で初公開。前年秋、ロサンゼルスモーターショー11で発表された新型『エスケープ』の兄弟車に位置付けられる小型SUVだ。
新型クーガは2013年初頭、欧州市場で発売。2013年2月の同車の欧州販売が、前年同月比20%増と伸びるなど需要が増していることを受けて、今回、フォードオブヨーロッパは同車の増産を決定している。
増産計画では、スペイン・バレンシア工場における新型クーガの生産能力を8000台、率にして10%引き上げ。これにより、新型クーガの年産台数は10万台に到達する。フォードオブヨーロッパによると、クーガの欧州生産台数が年間10万台に届くのは、初めてという。
フォードオブヨーロッパのRoelant de Waard副社長は、「今回の増産は、新型クーガをはじめ、我々のSUVラインナップ拡大の序章になる」とコメントしている。