独立行政法人航海訓練所は4月5日、練習帆船「海王丸」が13日に横浜港を出港しハワイ・ホノルルに向けて遠洋航海に出航すると発表した。
外航船員をめざす105人の実習生が乗船し、風力による帆走で目的地到達をめざす。
実習生は昼夜を問わず訓練を続け、帆船での一致団結した作業や狭い船内での共同生活を通じて、責任感や協調性、起こりうるあらゆる危険に対する注意力といった船舶職員に必要な資質を養うとともに、船舶運航に関する知識・技能の向上をめざす。
「海王丸」は、5月14日にホノルルに到着、同月20日にホノルルを発ち、6月8日に帰国する予定。
航海訓練所は、商船の船長、機関長をめざして勉強している全国15ヵ所の船員教育機関の学生・生徒を実習生として練習船に受け入れ、乗船実習を行う機関。