マセラティジャパンは新型『クアトロポルテ』を発表。同時に2015年までにマセラティ社として5万台、マセラティジャパンとして5倍の販売台数(2012年は311台)を目標とするとした。
マセラティ社はヘッドクオーターをモデナに持っているが、生産体制としては、5万台を目標とした時のキャパシティは不足だ。そこで、その生産規模を確保するために、マセラティ社は新工場を建設した。
アッヴ・ジョヴァンニ・アニェッリというフィアット創業家の名を引用されたこの設備は、トリノ近郊のグルリアスコに立地する。マセラティジャパン代表取締役ファブリッツィオ カッツォーリ氏によると、「総敷地面積は10万3千平米。新しいクアトロポルテを製造するとともに、『ギブリ』も製造します。生産台数としては2シフトで日産135台。3シフトで約200台の製造キャパシティを持っています」とし、モデナのヴィアーレ・チーロ・メノッティにある工場とともに、このチャレンジングな目標が達成できることを強調した。