光岡自動車は、『ビュート』の特別仕様車『ビュートさくら』を3月30日より発売した。価格は247万5千円。
ビュートさくらは約2年前に、旧型ビュートの特別仕様車として販売されたことがある。同社事業部開発課課長の青木孝憲さんは、「(光岡自動車は)現代のクルマにはない柔らかい風合いなどの商品コンセプトやネーミング、そして色などが好きなのです」と、その企画の背景を話す。
青木さんは、「今のクルマは非常に幾何学的なプロダクトが多く、“命”を感じることが少ないと我々は理解しています。ビュートの柔らかいスタイルには、日本人が昔から愛している桜色のボディカラーがとても似合うと感じ、さらに見た時のときめきを大事にしたいと考えました」という。このカラーを現代のエッジの効いた幾何学的なクルマに塗ると、有機物と幾何学物とでミスマッチになってしまう。そこから、「桜は柔らかいイメージで、ビュートに似合うということで企画を進めたのです」と語った。