BMWが3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13でワールドプレミアした『3シリーズ グランツーリスモ』。同車の走行シーンを収めた映像が、ネット上で公開されている。
3シリーズ グランツーリスモはBMWの主力車種、『3シリーズ』から派生したニューモデル。BMWはすでに、『5シリーズ』ベースの派生車種(正確には『7シリーズ』がベース)として、『5シリーズ グランツーリスモ』を用意。これと同様のコンセプトで登場したのが、3シリーズ グランツーリスモだ。
3シリーズ グランツーリスモは、ワゴンの『3シリーズ ツーリング』に対して、全長を200mm、ホイールベースを110mm延長。全高も81mm引き上げられた。しかし、フロントマスクには3シリーズに共通の表情が与えられており、3シリーズファミリーの一員と識別できる。
ボディサイズ拡大のおかげで、室内空間は3シリーズの中でも随一の広さ。とくに後席足元の余裕は、セダンやツーリングに対して、70mm拡大。BMWは、「ひとクラス上の快適性」と説明する。シートの高さも59mm高められており、見晴しの良さや乗降性を引き上げた。
今回、BMWが公開した映像には、「Mスポーツ」仕様を含めて、複数の3シリーズ グランツーリスモが登場。中でもガソリンのトップグレード、「335i」は、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボを搭載。最大出力306ps、最大トルク40.8kgmを引き出し、0-100km/h加速5.4秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを実現している。