国際通信技術展(ATTT)2013で14日講演した、本田技研工業グローバルテレマティクス部・役員待遇参事の今井武氏は、スマートフォンを活用したテレマティクスサービス「Honda Link」を世界60カ国以上に展開していく考えを示した。
「Honda Link」は、ホンダがこれまで築き上げたカーテレマティクスサービス「インターナビ」の資産をベースに情報センターを作り、普及の進むスマートフォンを活用して、テレマティクスを世界展開しようというもの。
スライドで公開されたスマートフォンのメニューには、クルマの情報を記録する「カーログ」や「メンテナンスアラート」、「救急コール」「ナビゲーション」など、既に日本で展開しているスマートフォンアプリ『インターナビ・リンク』を基本としたサービスを提供する。
これまでのカーテレマティクスは、カーナビ車載機に通信機能を付けてサービスを提供するカタチとなり、車載機の価格がネックとなって普及が進まなかったが、世界的に普及の進むスマートフォンを活用することで利用者の拡大を狙う。