アウディは、ドイツ・インゴルシュタッド本社で2012年(1月~12月)の業績を発表した。売上は488億ユーロ(約6兆1000億円)で2011年比10.6%増とした。出荷台数は2011年の130万台から2012年は146万台、11.7%増となった。
営業利益(税引き前)は54億ユーロでアウディ史上最高を記録。営業利益率は11%としている。2012年の投資額は110億ユーロ。これは2015年までの投資計画に則っている。
世界出荷台数を車種別でみると、『A6』が22万2244台、『A4』が21万7389台、『Q5』が20万9895台と続く。日本向けの出荷台数は2万3930台で2011年比13.6%増。中国では40万5838台を出荷しており、29.6%増とした。ドイツでは26万3163台、ドイツ以外の欧州諸国では47万5867台を出荷した。米国では13万9310台とした。
欧州を中心にSUVが好調で『Q5』『Q3』の伸びが顕著。加えてモデルチェンジした『A3』も売上に貢献した。
人材の確保にも取り組む。2200人の新規採用を計画しており、このうち700人は研修生としての採用を見込んでいる。